Voice of Stone プロジェクト概要

石の語り部 石の語り部
 このプロジェクトは、人と関わる石に着目し、古代より続くアニミズム的な石への信仰、伝承伝説のある石、地形学的に興味深い石の景勝地など、幅広い石文化や石の存在を現代に伝承することを目的にします。
 地球の基層文化としての石文化を知ることは、生物多様性への理解、自然との共生・共存を学ぶきっかけになるはずです。石には、古代と未来をつなぐ鍵があると思うのです。
 日本各地に残る石文化の存在、忘れされつつある石文化の危機感から、具体的には「石の語りべ」(スライド・トーク)や写真展、書籍、雑誌などを通じて、石の存在の大切さや重要性などを広く社会に紹介して行きます。
 世界のグローバル化という流れの中、国家間の格差は広がり、紛争もなくなる気配がありません。人類はどこか進化とは逆行した方向へ向かっているように見えます。その原因の一つは、自然や大地、地球への畏怖心が失いかけているからではないかと、私は思うのです。
 このような時代、より良く地球市民として生きるために「沈黙する石の声を聴く」をキーワードに、石への畏怖心を取り戻すことが必要だと考えます。太古より人と関わる石は、信仰や伝説によって人々に大きな影響を与えてきました。何世紀に渡って崇拝されてきた石や岩の信仰、歴史的文化的に意義のある石の伝説や物語を学ぶことによって、国を超えた共通する石文化を知ることができます。
 地球も巨大な石の塊と捉えれば、石文化には国際理解をはじめ、地球に生かされていることを自覚できる重要な役割があるように思います。
プロジェクトの活動内容
  1. 日本や海外の信仰の対象になっている石・岩、人工的に造られた巨石記念物、伝承・伝説のある石・岩を調査し、現地に赴き撮影・取材を行う。
  2. 石の形から見た相似性や石の伝承・伝説などを比較研究する。
  3. 「石の語りべ」(スライド・トーク)の活動の展開し、学校教育機関から一般の方々へ石文化を知って頂く。
  4. 国際交流として各国で日本の石文化を紹介する。(写真展、石の語りべ)
  5. 都道府県ごとに石マップ(仮名)を作成し、学校教材として提供する。
須田郡司 (すだぐんじ) プロフィール
フォトグラファー(石の写真・語りべ)

1962年群馬県沼田市生れ。琉球大学卒業。雑誌カメラマンを経てフリー。日本と世界の聖なる場所を遍歴。石・巨石に魅せられる。地域に根ざした人と関わる石をテーマに撮影・取材を行い、作品を写真展、書籍、雑誌等に発表している。2003年から2006年の3年間、稀人として車上生活で日本石巡礼キャラバンを満願する。石文化を伝えるため日本全国で「石の語りべ」(スライド・トーク)の活動を展開。

現在、2009年4月に出立する世界石巡礼へ向けての準備に邁進中。

著書:フォトエッセイ集『VOICE OF STONE~聖なる石に出会う旅』(新紀元社、1999)、写真集『日本の巨石~イワクラの世界』(星雲社、2008)、加藤碩一・須田郡司著『日本石紀行』(みみずく舎、2008)、フォトエッセ集『日本石巡礼』(日本経済新聞出版社、2008)

ホームページ http://www.sudagunji.com
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