世界石巡礼にむけて

世界石巡礼にむけて
 私は、2003~2006年まで、日本の石文化を知るため日本石巡礼を行ないました。
 日本石巡礼の目的は、次のようなものでした。
  1. 日本各地に点在する多くの石、岩、磐座、洞窟などを撮影し記録すること
  2. それら石にまつわる様々な伝承・伝説を収集し、人との関係性を探る。
  3. 地元の方々と石をきっかけにした交流の場を作る。(写真展、石の語りべ)
 その間、約1000ヶ所の石と出会いました。その経験を踏まえ、日本の石文化が世界の石文化とどのような関係があるのかということに強く関心を抱くようになりました。
日本の石文化を世界へ発信したい、世界の石文化の全体像を知りたいという思いが強くなりました。
 そこで、私は2009年春から約1年間をめどに、世界石巡礼を行なう決意をしました。
日本石巡礼で気付いた各地に残る石文化の存在、忘れられつつある石文化への危機感。
世界のグローバル化という流れの中、人類はどこか進化とは逆行した方向に向かっているように見えます。その原因は、人々が自然への畏怖心を失いかけているからでは無いかと私は思うのです。
世界石巡礼は、石の存在をアニミズム的な視点で考察し、古代の叡智が込められた石文化を現代に伝承し、復興させることを目指します。地球の基層文化としての石文化を知ることは、生物多様性への理解、自然との共生・共存を学ぶきっかけになるはずです。石には、古代と未来をつなぐ鍵があるのです。
石の発する沈黙の聲に耳を傾けながら・・・
須田 郡司 拝

世界石巡礼・巡礼予定地スケジュール

2009年
 4月…韓国(月出山、江華島の支石墓)、台湾(野柳岬の奇岩)、中国(老山、石林、泰山、丹霞山、高句麗の首都と古墳群、白公山、ラサ)、モンゴル(テレルジ国立公園、セルゲレンソムの奇岩)、ベトナム(ハロン湾)、ラオス(ジャール平原の石壺)
 5月…カンボジア(アンコールワット、クバルスビエン)、ミャンマー(チャイティヨー)、インド(霊鷲山、ジンジーフォート、オタッカダイ・ハンピ)、トルコ(カッパドキア、ネムルート山)、ギリシャ(メテオラ、デルフォイ、レスヴォス島)、マルタ(巨石神殿)
 6月…イタリア(サルデーニャ島、パレルモ、マテーラ)、フランス(ル・ビュイ、カルナック、針の岩)、スペイン(モンセラット、アコルーニャの立石)、ポルトガル(エヴォラ、モンサント、ジェレス山脈)、イギリス(キャッスルリグ、オークニー諸島、カラニッシュ)
 7月…アイルランド(ベックモア、アラン島、マル島)、ドイツ(エクステルンシュタイネ)、チェコ(チェスケーラジ)、スウェーデン(アレスステナール、アーヌンドの墳墓)、ロシア(未定)
 8月…カナダ(ペルセ岩、フーデューズ)、アメリカ(アンテロープ・キャニオン、アーチーズ国立公園、メサ・ヴェルデ、クリフ・パレス断崖宮殿、グレート・キャニオン、マーブル・キャニオン、デビルスタワー)
 9月…メキシコ(ティオティワカン、パレンケ、オアハカ、オルメカ文明の巨石頭人像)、グァテマラ(ティカル)、コロンビア(サン・アグティンの石像遺跡、ピエドラ・デル・ペニュール)、ペルー(クンベ・マヨ、アラナムロ、マチュ・ピチュ)
10月…ボリビア(ティワナコ、太陽の島・月の島)、チリ(ラ・ポルターダ)、アルゼンチン(イスチグアラスト州立公園、タランパーヤ自然公園)、ブラジル(ボンデアスカール、パイ・マテウス)
11月…ハワイ(パース・ストーン、ハウオラ・ストーン、シダの洞窟、ナハ・ストーン、魔法の石)、タヒチ(アラフラフのマラエ、タプタプアティアのマラエ)、ミクロネシア(ナンマドール遺跡、ヤップ島)、インドネシア(タナトラジャ、プグンラハルジョ古代公園)
12月…オーストラリア(ウエリントン山の奇岩、ビクトリア、ノーザン・テリトリー、オルガ、ウルル、デヴィルズ・マーブル)、ニュージーランド(モエラキー・ボルダー、ルアタプ洞窟、スピリット・アップル・ロック)
2010年
1月…パプアニューギニア(ケマセ)、エジプト(ピラミッド、白砂漠と黒砂漠)、イスラエル(岩のドーム、ティムナ渓谷)
2月…エチオピア(アクスム、ラリベラ、ティヤ)、スーダン(メエロ遺跡)、モロッコ(アイト・ベン・ハッドゥ)、マリ(パンディアガラ断崖)、セネガル(セネガンビア環状列石)、ナミビア(指の岩、巨人の遊び場)
3月…南アフリカ(テーブル・マウンテン)、ジンバブエ(マトポス、グレート・ジンバブエ遺跡)、マダガスカル(アンブヒマンガの丘の王領地、ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区)
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